何が起きたか
2026-08-19に公開された本脆弱性(CVSS 8.8、高)は、広く使用されているPythonエージェントツールライブラリのパストラバーサル脆弱性であり、攻撃者(またはプロンプトインジェクションされたエージェント)がファイル操作ツールアクションのサンドボックス化されたベースディレクトリからのエスケープを可能にします。
なぜ重要か
エージェントツールのサンドボックスエスケープ(パストラバーサル経由)は、プロンプトインジェクションが実システムの侵害に変わる最も直接的な方法の1つです。ツール呼び出し引数に影響を与えられる攻撃者(取得したドキュメント内のインジェクションされたコンテンツ、ツール出力など経由)は、秘密情報を読み取ったり、ファイルを上書きしたり、意図されたサンドボックス境界外で任意のコードを実行できます。
攻撃経路
Agnoの PythonToolsに含まれる read_file、save_to_file、および run_python_file ツールアクションは file_name 引数をサニタイズせず、親ディレクトリトラバーサルシーケンス(例:../../../../etc/passwd)により意図されたbase_dir境界からのエスケープを許可し、サンドボックス外での任意ファイルの読み取り、書き込み、またはPythonコード実行を可能にします。
影響を受けるシステム
Agno (libs/agno/agno/tools/python.py)
緩和策
agno-agi/agnoリポジトリのアップストリーム修正を適用し、任意のファイル操作前に file_name 引数を検証およびカノニカル化して意図されたbase_dirに対して検証してください。